賃貸物件の契約時、家賃の4〜6ヶ月分にもなる初期費用は大きな負担です。
しかし、適切に交渉すれば1.5万円から10万円、場合によってはそれ以上の削減が可能です。
この記事では、物件オーナーの視点も織り交ぜながら、初期費用の値下げ交渉を成功させるコツを具体的に解説します。
交渉しやすい項目の選び方、削減額の目安、成功させるポイント、絶対にやってはいけないNG行動まで、実践的な情報をお伝えしています。
高松で賃貸物件をお探しの方が、初期費用を賢く削減し、快適な新生活をスタートできるよう、オーナーだからこそ伝えられる本音の情報をお届けします。
【結論】高松の賃貸物件で初期費用値下げ交渉するコツ!

初期費用の値下げ交渉は、適切に行えば十分可能です。
オーナーの立場から申し上げると、空室を埋めたいという思いがあるため、適切な交渉は歓迎しています。
世の不動産賃貸オーナーさんは概ね、私と同じではないでしょうか?
特に高松で不動産賃貸物件の初期費用値下げ交渉を成功させるための、重要なポイントは以下の3つです。
契約前に交渉する
契約締結前のタイミングが原則です。契約後の交渉はほぼ不可能です。
物件の状況を見極める
空室期間が長い物件、閑散期(5〜8月、11〜12月)、申込競合がない物件は交渉が通りやすくなります。
オーナー直募集物件を選ぶ
仲介会社を経由するよりも、オーナー直募集のほうが削減幅は大きくなります。中間マージンを省けるため、初期費用ゼロ円レベルも現実的です。実際、鳴瀬マンションでは初期費用をほぼゼロ円まで削減しています。
ただし、家賃そのものの値下げは物件の資産価値に関わるため、オーナーとして最も認めにくい項目です。
交渉は初期費用の各項目に絞ると成功しやすいですね。
初期費用値下げを交渉しやすい項目

初期費用には多くの項目がありますが、交渉しやすさには大きな差があります。
実際のところ、交渉する項目の選び方が値下げ交渉の成功を左右する場合もあります。
どの項目が交渉しやすく、成功し易いのかを理解しておきましょう。
交渉余地がある主な項目(早見表)
各項目の落としどころと交渉のポイントを一覧にまとめました。
| 項目 | 落としどころ | 交渉のポイント |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 家賃0.5ヶ月分への減額、またはオーナー負担に変更 | 仲介会社経由の場合は減額交渉。オーナー直募集なら不要(最大で家賃1ヶ月分の削減) |
| 敷金・礼金 | 各1ヶ月分→0.5ヶ月分への減額、またはゼロ化 | 礼金のほうが交渉しやすい。空室期間が長い物件ほど成功率が高い |
| 前家賃・日割り家賃 | 入居日を月末に調整して日割り分を最小化 | 月末・月初入居なら日割り家賃や前家賃を最小化。数万円の削減効果 |
| 鍵交換費用 | 減額、もしくはオーナー負担に変更 | セキュリティ上のリスクを認められるなら鍵交換しないのも方法の一つ。負担主体を交渉(1〜2万円の削減) |
| クリーニング・消毒代 | 任意化、またはサービス内容の見直し | 前入居者退去時に実施済みなら不要を主張可能(1〜2万円の削減) |
| 24時間サポート等の任意付帯 | 外す、または初年度のみ加入 | 加入義務がない場合は外すことで1〜2万円の削減 |
| 保証会社初回料 | 分割払いに変更、または月額型に切替 | 一括から分割に変更することで初期の持ち出しを圧縮 |
関連記事:高松市の賃貸マンション初期費用の相場はいくら?節約ポイント5選

値下げ交渉する初期費用項目の選び方
実際の交渉では、複数の項目をピックアップして一度にまとめて交渉するのが基本です。
不動産仲介店を挟んで何度も何度も電話を掛けてきて、交渉されるのは正直だるいです。
「①を交渉→回答待ち→②を交渉」と何度も往復するのではなく、「この項目とこの項目を調整していただけたら即決します」と一度に提示する方がかなり印象は良いです。
交渉する項目は、以下の観点で選びましょう。
- 成功率が高い項目: 任意付帯サービス、入居日調整、保証会社の分割化
- 削減効果が大きい項目: 敷金・礼金、仲介手数料、フリーレント
- バランス型: 鍵交換費用、クリーニング代
効果的な値下げ項目の組み合わせ例
値下げ交渉における理想的な項目は「成功率が高く、削減効果も大きい項目」を組み合わせることです。
- 任意付帯サービスを全て外す(2〜3万円)
- 入居日を月末に調整(5千円〜1万円)
- 鍵交換費用をオーナー負担に変更(1〜2万円)
- 礼金を1ヶ月→0.5ヶ月に減額(2〜3万円)
- 任意付帯サービスを外す(2〜3万円)
- 仲介手数料を0.5ヶ月分に減額(2〜3万円)
- 入居日を月末に調整(5千円〜1万円)
- 礼金をゼロ化(家賃1ヶ月分)
- フリーレント1ヶ月獲得(実質家賃1ヶ月分)
- 任意付帯サービスを外す(2〜3万円)
- 仲介手数料の減額またはオーナー負担(2〜3万円)
賃貸物件の初期費用値下げ交渉でどのくらい安くなる?

賃貸物件の初期費用を値下げ交渉した時に削減が可能な金額感は、物件の状況や設定されている賃料によって異なってきます。
とはいえ、おおよその初期費用値下げ幅は、経験上、最小で1.5万円から最大で10万円程度が現実的な目安になるかと思います。(賃料次第で大きく変わってくるので、一つの目安として考えてください)
ミニマム:1.5万〜3万円
市街中心部などの物件であれば、なかなか交渉を成功させるのは難しいのですが、以下程度であれば何とか交渉の余地はあります。
ただし、人気物件の場合のオーナーの心情としては、交渉してくるような面倒くさい人は入居後も細かい事で面倒になりがちなので、他の人に入居して貰おう・・という思考になりがちです。
その賃貸物件に入居を希望するのであれば、人気度はしっかりと把握した上で、そもそも交渉するかどうかから検討をした方が良いす。
それでも交渉するとるれば、以下のような項目を1〜2つ調整する程度です。
- 任意付帯サービス(24時間サポート、消毒代など)を外す:1〜2万円の削減
- 鍵交換費用の負担を調整する:1〜2万円の削減
- 入居日を月末に寄せて日割り家賃を圧縮する:数千円〜数万円の削減
スタンダード:3万〜6万円
市街地外縁部や郊外物件になってくると、複数の項目を組み合わせてより多くの値下げ幅を達成することが出来ます。
中堅クラスの賃貸マンションのオーナーであれば、このあたりまでなら比較的値下げ交渉に応じてくれます。
- 礼金の一部減額:1〜2万円の削減
- 仲介手数料の減額交渉:2〜3万円の削減
- 任意付帯サービスの全外し:2〜3万円の削減
- 鍵交換費用の負担変更:1〜2万円の削減
- 日割り家賃の最小化:5千円〜1万円の削減
マキシマム:6万〜10万円
物件の状況次第ですが、オーナー直募集物件で空室対策に積極的な物件や空室期間の長い物件では、この水準の値下げ交渉も現実的です。
- 敷金・礼金のゼロ化または大幅減額:4〜8万円の削減
- 仲介手数料の全額免除(オーナー直募集の場合):家賃1ヶ月分の削減
- フリーレント(1ヶ月無料)の獲得:家賃1ヶ月分相当の実質削減
- その他項目の調整:2〜4万円の削減
初期費用ゼロ円レベルも可能
オーナー直募集物件では、中間マージンを省くことで初期費用をほぼゼロ円レベルまで削減することも可能です。
ただし、これは物件の空室状況やオーナーの考え方にもよります。
ちなみに、鳴瀬マンションのような空室対策に積極的なオーナー直募集案件なら、仲介手数料をオーナーが負担し、敷金・礼金もゼロ円、そしてフリーレントも2ヶ月付帯するので、初期費用実質ほぼ0円で入居が可能です。
初期費用値下げ交渉に向けたオーナーからのアドバイス
初期費用の値下げ交渉では、「この項目をこれだけ減額してほしい」という具体的な提案が効果的です。
同時に、値下げが決まれば「○月○日からの入居を決定する」という交換条件を必ず示しましょう。
漠然と「安くしてほしい」と言われるより、「礼金をゼロにしていただけたら即決します」といった明確な条件提示のほうが、オーナーとしても判断しやすくなるからです。
高松の賃貸物件で初期費用値下げ交渉を成功させるポイント

交渉が成功するかどうかは、タイミングと提示する材料で大きく変わります。
空室を埋めたいというニーズが高い時期・物件を狙い、オーナーにとってもメリットのある条件を提示することが成功の鍵です。
何でオーナーのことを考えなきゃいけないの?と思うかも知れませんが、交渉とはそういうもの。
一方的なワガママを通すのが交渉ではありません。
お互いがWin-Winになれるようにするのが交渉です。(とはいえ、適切な譲歩なら行ないますよ。)
時期と物件状況で狙う
交渉が成功しやすいタイミングは、オーナーが「早く入居者を見つけたい」と考えている状況です。
以下のポイントを押さえることで、交渉の成功率が高まります。
繁忙期を避ける
賃貸市場の閑散期(5月〜8月、11月〜12月)は、入居希望者が少なくオーナーも空室を埋めることに積極的です。
一般的に、1月〜4月と9月〜10月は進学・就職・転勤などで引越しが集中する繁忙期のため交渉はすこし難しくなります。(物件によってはそれでも普通に大歓迎される場合もあります)
逆に、ゴールデンウィーク明けの5月や夏場の6〜8月、年末の11〜12月は閑散期のため、オーナーとしても柔軟に対応しやすい時期です。
空室期間が長い物件を選ぶ
3ヶ月以上空室が続いている物件は、オーナーにとって機会損失が積み重なっている状態です。
賃貸経営では「空室=収入ゼロ」なので、多少の初期費用を削減してでも入居してもらいたいという心理が働きます。
物件情報に「即入居可」や「相談可」といった表記がある場合、空室期間が長い可能性があります。
積極的に初期費用の値下げを相談してみましょう。
申込み競合がない状況
他に入居希望者がいない状況であれば、交渉の余地は大きくなります。
逆に、複数の申込みが入っている人気物件では、オーナーは交渉に応じる必要性を感じません。
内見時に「他にも内見予定の方はいますか?」と確認することで、競合状況を把握できます。
高松市の郊外エリアは狙い目
高松市では、中心部と比べて郊外エリアのほうが空室になりやすい傾向があります。
特に、公共交通機関の利便性が低いエリアや、築年数が経過している物件は、空室期間が長くなりがちです。
郊外エリアの物件は、交渉の成功率が高いと考えられます。
車社会の高松では、駅から離れていても駐車場付きの物件なら十分に生活できるため、こうした物件を積極的に検討することで交渉の余地が広がります。
提示すべき材料
交渉を成功させるには、オーナーにとってのメリットを明確に示すことが重要です。
「値下げしてほしい」だけではなく、「こういう条件なら入居します」という交換条件を提示しましょう。
即決の意思を明確に示す
「この条件で調整いただけたら、すぐに契約します」という即決の姿勢は、最も効果的な交渉材料です。
オーナーにとって、確実に空室を埋められるという安心感は大きな価値があります。
「検討します」ではなく「即決します」と伝えることで、交渉成功率が格段に上がります。
長期入居の意向を伝える
「最低でも2年、できれば3年以上住む予定です」といった長期入居の意向は、オーナーにとって非常に魅力的です。
賃貸経営では、短期で退去されると再び募集コストがかかります。
長期で安定した家賃収入が見込めるなら、初期費用を多少削減してもメリットがあると判断されやすくなります。
入居者としての信頼性を示す
収入の安定性や勤務先の情報を積極的に開示することで、「この人なら安心して貸せる」という信頼を得られます。
- 正社員として安定した収入がある
- 勤続年数が長い
- 家賃の支払い能力に余裕がある(月収の3分の1以下の家賃)
こうした情報を伝えることで、オーナーの不安を解消し、交渉に前向きになってもらえます。
具体的な交渉例
実際の交渉では、以下のように複数の材料を組み合わせて提示します。
「物件を大変気に入っています。以下の条件で調整いただけましたら即決で契約させていただきます。また、最低3年は住む予定です。」
【初期費用値下げ交渉の内容】
- 礼金を0.5ヶ月分に減額
- 24時間サポートを外す
- 入居日を月末に調整
このように、即決・長期入居という交換条件とセットで具体的な項目を提示することで、成功率が高まります。
初期費用値下げ交渉でやってはいけないこと

初期費用の値下げ交渉には「やってはいけないこと」があります。
これらを守らないと、オーナーとの関係悪化・最悪の場合は入居拒否といったリスクが発生します。
適切な交渉で成功率を高めましょう。
初期費用の値下げ交渉時の注意点
オーナーの視点から見ると、入居者の人間性は審査の重要な要素です。交渉の仕方一つで「この人には貸したくない」と判断されることがあります。
何度も細かい要求を繰り返さない
「礼金を下げてください」「やっぱり敷金も」「鍵交換費用も」と、交渉を小出しにして何度も要求を追加するのは印象が悪くなります。
一度に複数の項目をまとめて提示するのが基本です。
後から「あれも、これも」と追加要求すると、「この人は入居後もトラブルを起こしそうだ」と判断されかねません。
揚げ足を取るような交渉は避ける
「この費用は法的に必須ではないですよね?」「なぜこの金額なんですか?」と、事細かく問い詰めるような交渉は逆効果です。
オーナーとしては、入居後も何かにつけて細かいクレームを言ってきそうな印象を受けます。交渉は建設的に、相手を尊重しながら行うことが大切です。
相場を無視した大幅値下げを要求しない
「家賃6万円を4万円に」「初期費用30万円を10万円に」といった、相場から大きくかけ離れた要求は、真剣に検討されません。
初期費用や家賃は、周辺相場・物件の状態・必要経費などを考慮して設定されています。無謀な要求は、交渉そのものを台無しにします。
契約直前の土壇場交渉はNG
契約書に署名する直前や、審査が完了した後での交渉は、迷惑行為とみなされます。
不動産会社やオーナーは、審査を通すために多くの手間をかけています。その後で「やっぱり初期費用を下げてほしい」と言われると、信頼を大きく損ないます。交渉は必ず契約前、できれば見積もりを受け取った段階で行いましょう。
入居の意思が不明確なまま交渉しない
「とりあえず値下げできるか聞いてみたい」という姿勢での交渉は、相手にされません。
オーナーや仲介会社は、交渉に応じるために管理会社や大家に確認を取ります。多くの人を動かすことになるため、入居する意思が明確でない状態での交渉は迷惑です。「この条件なら即決します」という前提で交渉しましょう。
NG例と代替案
NG交渉の具体例と、それに代わる適切な交渉例を紹介します。
| NG例 | なぜダメか | 代替案(適切な交渉) |
|---|---|---|
| 「とにかく安くしてください」 | 漠然としていて、何をどうしてほしいのか不明 | 「礼金を0.5ヶ月分に、24時間サポートを外すことは可能でしょうか」と具体的に提示 |
| 「他の物件と比較中なので、安くしてくれたら契約するかも」 | 入居意思が不明確で、冷やかしと思われる | 「この物件を第一希望としています。以下の条件でご調整いただけたら即決します」 |
| 「礼金ゼロ、敷金ゼロ、仲介手数料ゼロ、前家賃なし、フリーレント1ヶ月で」 | 過度な要求で現実性がない | 「礼金をゼロ化」「任意付帯サービスを外す」など、現実的な範囲で複数項目を組み合わせる |
| 電話で「なんで鍵交換費用が必要なんですか?法律で決まってるんですか?」 | 攻撃的で、揚げ足を取る態度 | 「鍵交換はセキュリティ上必要と理解しています。費用負担をオーナー様にお願いできないでしょうか」 |
| 審査通過後に「やっぱり初期費用高いので下げてください」 | タイミングが遅すぎる | 見積もり受領後すぐに「以下の点についてご相談させてください」と交渉 |
値下げ交渉は、単なる値下げの要求ではありません。
オーナーにとってのメリット(即決・長期入居など)とセットで提案しています、これが成功のポイントです。
合意事項の最終確認
交渉が成功したら、必ず書面で合意内容を確認しましょう。
口約束のままにしておくと、後でトラブルになります。
- 削減された項目と金額: 「礼金1ヶ月→0.5ヶ月に減額」など具体的に
- 費用発生日: いつの時点で何の費用が発生するのか
- 支払方法: 振込か現金か、分割の場合はその条件
- 入居日: 月末調整などで合意した場合は明記
- 解約時の扱い: 敷金の返還条件、退去時精算の項目など
- 特記事項: フリーレント期間、鍵交換時期、その他特別な合意事項
書面化の方法
- 不動産会社から修正した見積書を再発行してもらう
- メールで合意内容を文章化し、双方で確認する
- 重要事項説明書と契約書に反映されているか確認する
「口頭で礼金ゼロと言われたのに、契約書には1ヶ月分と書いてある」といったトラブルは珍しくありません。
どんなに小さな合意でも、必ず書面かメールで記録を残しましょう。
「言った・言わない」の問題を防ぐことができます。
FAQ:初期費用の値下げ交渉Q&A

初期費用の値下げ交渉についてよくある質問に、端的にお答えします。
まとめ
初期費用の値下げ交渉は、適切に行えば1.5万円から10万円、場合によってはそれ以上の削減が可能です。
成功の鍵は、交渉可能な項目を見極め、即決や長期入居といった交換条件とともに具体的に提示することです。
特にオーナー直募集物件では、中間マージンを省くことで初期費用ゼロ円レベルも現実的です。
ただし、何度も細かい要求を繰り返したり、相場を無視した過度な要求をすると、入居を断られるリスクがあります。
誠実な態度で、相手のメリットも考慮した交渉を心がけましょう。